さとやま広場に蚕が展示されています。「桑都 八王子」と言われるほど、私たちの住む街と関係が深い生きものです。小学校の授業で蚕を飼育された経験がある方もいらっしゃるかもしれません。
「蚕起食桑~カイコオキテクワヲハム」
何度か休眠を繰り返しながら成長した蚕が、最後に猛然とした食欲で桑の葉を食べ始める頃です。
本当によく食べます。写真の飼育の様子ですが、朝新しい桑の葉に交換してもお昼頃にはこんなにたくさんの糞があります。
工夫を凝らしてなるべく手間のかからないように飼育箱を2層に分けています。
OPEN飼育にしていても「完全に家畜化された昆虫」の蚕は、桑の葉がないところにはいかないそうです。
幼虫は約25日で体重が1万倍にもなり、5回脱皮してから繭をつくりはじめます。
食欲旺盛の蚕たちのため、桑の葉も散歩途中で見かけたら摘んで持ってきてくださいね。
この時期、桑の実もなっています。ちょっと食べてみましたが、案外美味しくジャム(マルベリージャム)を作ってヨーグルトやパンにつけて食べてもいいかもしれません。
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