生きもの観察講座「トウキョウサンショウウオを観察してみよう」報告レポート
- 展示室 生き物
- 2024年4月4日
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年度末最後の日曜日3/31に「生きもの観察講座 トウキョウサンショウウオを観察してみよう」を開催しました。小学4年生〜高校生を対象とした、自然科学的な観察ポイントを学ぶ講座です。
当日はトウキョウサンショウウオについての説明の後、
・観察記録と作文は違う
・観察記録は事実だけを記載する
・自分がこう解釈した、こう推測するということは事実とは違うので、記録とは別に「考察・感想」として別に記録する
・観察の結果を絵にして記録するのも有効
など、自然科学的な観察について説明がありました。
「卵嚢観察テーブル」と「幼生観察テーブル」に分かれて、各自手元で卵嚢・幼生を観察・記録してもらい、後半は、観察テーブル交代。9歳〜16歳の皆さん、ずっと前のめりで熱心に観察していました。
卵嚢は自分で手にとってすくい取って、観察してもらいました。
幼生は事前にカップに2匹ずつ入れておいて観察してもらいましたが…見た時一匹になっているカップも。それは、、、カップに入れている間に、共食いが起きていたんです、ということも感じてもらえました。
大半の皆さんは初めて見るトウキョウサンショウウオ。卵嚢も幼生も、成体も見ていただけて本当によかった。
この経験が、生きものへの興味・生きものが暮らせる環境への興味につながっていってほしいと思います。
トウキョウサンショウウオ観察講座は、毎年開催してもよいね、という話も出ています。また来年、このような観察講座を開催できるかもしれません。その時には、今回参加できなかった皆さんも、ぜひ参加してください。
タイトル画像=卵嚢、下=幼生(カップ)、卵嚢観察、幼生観察


